投資初心者サラリーマンでも 企業型DCを有効活用して老後の資産へ
こんにちは、現役サラリーマン 資産形成管理アドバイザー じゅんです!
「投資を始めたい、老後に向けて資産を増やしたいけど何から始めたらいいの?…」と悩んでいませんか?
そんな方に向けて、初心者でも若手サラリーマンでも30代・40代になっても
悩まず始められる投資のハウツー記事を書きました!
今回は「知らなきゃ損!サラリーマン必見・企業型DC(貯蓄から投資へ)」を紹介します。
企業型DC(企業型確定拠出年金)と聞いてもピンとこない方が大半だと思います。
実は、みなさんの企業でも採用され、自動的に加入していることが多いです。
2021年3月末現在での実績はこのようになっています。
加入者数:750万人
事業所数:39,013社
承認規約数:6,601件
※参考)厚生労働省 確定拠出年金
こんなに採用企業あるなんて、自分の勤め先も採用されているかも。
福利厚生制度の一環でもありますので、ますます導入企業は増えると思います、制度自体を知らない、
活用しないなんて損でしかありません。まずはチェックしていきましょう!
従業員負担で掛金を増やすことができる・企業型DC(企業型確定拠出年金) 投資運用と預金運用で老後資産に大きく差がつく・企業型DCの運用益は「非課税」となり、そのまま利益となる
1.確定拠出年金とは
- 企業型年金規約の承認を受けた企業が勤務する従業員に向け、
拠出された掛金と、その運用収益との合計額をもとに、将来の給付額が決定する年金制度です。 - 掛金を事業主が拠出する企業型DC(企業型確定拠出年金)と、加入者自身が拠出する
iDeCo(イデコ・個人型確定拠出年金)があります。 - 加入対象者60歳未満(規約で65歳まで延長可能)
2.企業型DCの拠出額 ※拠出とは支払う・納付するという意味
- 確定給付型年金を実施していない場合
月55,000円 年660,000円
個人型年金(iDeCo)への加入を企業が認めている場合
月35,000円 年420,000円
- 確定給付型年金を実施している場合
月27,500円 年330,000円
個人型年金(iDeCo)への加入を企業が認めている場合
月35,000円 年420,000円
拠出上限金額が決められているので、会社の規約を確認してみましょう!
参考)厚生労働省 確定拠出年金限度額
https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/nenkin/nenkin/kyoshutsu/taishousha.html
3.企業型DCの税制メリット
- 拠出(企業負担・従業員負担)したお金、運用した出た運用益にも税金がかからない!
給与をもらっても所得税と住民税を払っている、サラリーマンにとっては大きなメリットとなります。 - 企業に勤めてから、企業型DC採用企業の従業員は加入します、長期運用であればあるほど
運用期間が長いほど、税制メリット・福利効果が大きくなります。
4.運用するにあたり考えること
・リスクとリターンの関係を正しく理解する。
・リスクとリターンは表裏一体
・リスクを知り考える
- 貯蓄と投資の違いを考える
「貯蓄」は銀行預金が一般的ですが、安全にお金を貯めておくことができます。
元本が減るリスクは低い一方で、それほど大きな収益も見込めません。
「投資」は株式や債券などの商品を運用します、収益をもとめてお金に働いてもらうことです。
元本が減るリスクは貯蓄より高いですが、貯蓄と比べて大きな収益を見込むことができます。 - リスクとリターンを考える
リスク :運用した商品の期待する収益に対して、プラスやマイナスに転じたときの
変動が期待するものとことなった場合に起こる
リターン:投資した商品に対する成果。投資した結果、どのくらい(何%)収益を得られたか
また、得られそうかを示します。 - リターンが高い運用商品はリスクも高くなります。
一方でリスクを怖がり、抑えようとすると、期待できるリターンは低くなります。
ローリスク・ローリターン
(元本確保型・国内債券型など)
ハイリスク・ハイリターン
(外国株式型・国内株式型など)
できません。ある程度リスクを受け入れ、収益の目標を立て変動するリスクをチェックしていく
ことで、リスク回避も可能な場合がります。
リスクについて商品ごとに異なるのでそれぞれのリスクを知ることが大切です。
投資する時のリスクの付き合い方について考えてみよう!
- 分散投資
みかんを同じ籠に入れておくと、一つ腐り始めたら、腐ったみかんが他にもうつり、いつの間にか
全て腐ってしまうこともあります。
「分散投資」とは、資産や運用する商品をいくつかの資産や運用商品に分けることで、1つの資産や運用商品の
リターンがマイナスでも他の資産や運用商品でカバーできる。
全体のリスクを軽減すること、投資の対象を分けることを分散投資といいます。 - 分散投資の分散例
1、運用商品を分散させる
(預貯金)+(株式)+(債券) ※運用商品にはバランス型もあります2、地域<エリア>を分散させる
(日本)+(米国)+(欧州)+(全世界)3、タイミングを分散させる
ドルコスト平均法
金融商品の価格は常に上下し変動しているため、ポイントを絞って買い時を見極めるのは
プロでも非常に難しいものです。相場が下がったと情報をキャッチし、
1回にまとめて投資してしまうと、タイミングによって、さらに下がったり、
高い価格で買ってしまうこともしばしばあります。
そこで、定期定時購入(個人の判断ではなく)決まった月・日など機械的に複数回に分けて
投資し続け、平均化させることで購入価格を安定させることができる。
-
- 長期投資
長期投資することで、価格変動のブレが小さくなる効果があり、リスクもそれだけ軽減されます。
また、長期運用することで福利の効果も期待できます。
- 長期投資
5.まとめ
20代でも30代でも40代からでも遅くはありません!
サラリーマンだからこそ、活用できるものをフル活用しましょう。
企業型確定拠出年金(企業型DC)を活用し、企業・個人とで長期積み立て投資をすることを、
考えていなかった方が大半だと思いますので、お勤めの企業が企業型確定供出年金を採用しているか、
人事部・管理部などに聞いてみましょう。
リスク分散長期投資運用で、老後までに期待できる収益が非課税という節税効果をしっかり活用しましょう。
本業を中心というのは、企業負担での運用や安定した収入が入り、個人でも投資でき、
お金を育てられるということです。また、老後に少しでも豊かな生活を過ごすためには、
知識を得ること、資産形成の目標を立て日々の管理することが大切です。
次回も「初心者でも若手サラリーマンでも悩まず始められる投資」についてご紹介します!
<本業を中心としたお金の育て方資産形成管理>
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